仏牙舎利

舎利殿内陣中央の須弥壇上の大厨子には銅製鍍金の多宝塔内に「仏牙舎利」を奉安しております。 釈迦(仏陀)を荼毘にしたとき全身はことごとく細粒の舎利となりましたが、その一部の歯は壊れず残りました。これが仏牙舎利です。仏舎利の中でも特に仏牙舎利を貴ぶのは、歯は言葉を発する源であり、釈迦の教えそのもが象徴されることにあります。仏舎利の利益は、国家安寧・万民安楽・五穀豊饒・長寿延命です。
鹿王院 本庭
『鹿王院』の三字扁額 足利義満 筆